「箱根駅伝を応援する会」会長挨拶
-「第101回箱根駅伝」を前にして-
12月10日に原監督より「第101回箱根駅伝」のエントリー選手16名が発表されました。また、同時に「あいたいね大作戦」が発令、そして12月12日には青山キャンパスにて「箱根駅伝壮行会」が挙行されました。
その中で、原監督からは「選抜最終合宿でも選手達の箱根の向けての仕上がりは大変良く、充分に優勝出来る状態である」との報告がありました。
主将の田中悠登選手からも、2年連続8度目の総合優勝を必ず勝ち獲り~大手町で笑おう~と強い決意表明があり、これから3週間後の最終決戦へ向けてまさに戦闘モードに突入いたしました。
われわれ「箱根駅伝を応援する会」では、今回も応援できることに感謝するとともに、往路21箇所、復路24箇所に設定した本学の応援拠点である「フレッシュグリーン応援拠点」の準備に奔走しております。
そして決戦当日は、応援拠点前を通過する選手達が120%の力で担当区間を爆走出来ます様、沿道応援にて“必勝:掛け声大応援”で声を振り絞り、目の前を優勝目指し駆け抜ける選手達の背中を校友、学生達と共に後押しさせていただきます。
皆様、熱い応援を宜しくお願い致します。
2024年12月13日
箱根駅伝を応援する会 会長 柳田武好
ー2024年度学生3大駅伝のスタートにあたりー
10月14日開催にされる「出雲駅伝」のエントリーメンバーが、9月20日に発表されました。
いよいよ今年度の学生3大駅伝シーズンがスタートします。
次は11月3日に「全日本大学駅伝」が開催。
最後は注目の、来年1月2日,1月3日に行われる箱根駅伝です。
これは100年の歴史を紡いできた「箱根駅伝」の、まさに次の100年に向けてのスタートとなる「第101回箱根駅伝」となります。
今年の「夏季強化合宿」において、選手達は例年以上に質、量共に高いレベルの充実した練習を積むことが出来たようです。
とりわけ本学の2大エースの太田選手、黒田選手を含む前回の箱根の経験者7名に加え、今季絶好調の鶴川選手を必頭に、箱根初出走の期待度大の選手が多数いる模様です。
尚、本学は今年のチームテーマ~大手町で笑おう~を掲げ、この「第101回箱根駅伝」で2年連続8度目の総合優勝に挑みます。
つきましては校友並びにファンの皆様には今シーズンも陸上競技部・長距離ブロックの選手達への引き続き熱い応援を賜りますようお願い申し上げます。
2024年10月1日
青山学院校友会「箱根駅伝を応援する会」 会長 柳田武好
―2024年度スタートにあたりー
「第100回箱根駅伝」において7度目の総合優勝を成し遂げ、箱根駅伝の歴史にその名を刻んだ本学。
そして、次の箱根駅伝100年に向けてのスタートとなる「第101回箱根駅伝」での連覇達成に向け、「2024年度チームテーマ“~大手町で笑おう~」を掲げた田中主将率いる新チームが始動いたしました。
われわれ「箱根駅伝を応援する会」も、今シーズンは質量ともに前年を上回る応援体制の強化を図り、新チームの選手達の走りを鼓舞する応援活動を推進して参る所存でございます。
校友並びにファンの皆様、どうぞ今シーズンも引き続きご声援とご協力の程よろしくお願いいたします。
2024年4月4日
青山学院校友会「箱根駅伝を応援する会」 会長 柳田武好
-「第100回箱根駅伝」を終えて-
校友の皆様、新年明けましておめでとうございます。
「第100回箱根駅伝」、この節目となる記念すべき大会にて、本学は箱根駅伝の歴史に残る大活躍をしました。そして見事2年ぶり7度目の総合優勝を、10時間41分25秒の大会新記録で成し遂げることができました。
「原監督就任20周年」を祝う、また「青山学院創立150周年」を祝う2024年の幕開けを、お蔭様でわれわれ校友は歓喜と感動で迎えることができました。
今回この快挙を成し遂げました原監督、コーチ、そして戦前の予想を覆す無双の走りで栄冠を勝ち獲った選手の皆様に感謝と御礼を申し上げます。お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
また今大会を沿道のフレッシュグリーン応援拠点での “必勝:声掛け大応援” 担当幹事と校友と学生、併せて沿道、TV等々での校友の皆様、そして応援団、ブラスバンド、チアーリーディング、バトントワーリング部、これらすべての皆様の熱気溢れた応援が、選手の背中を後押ししてこの快挙達成を成し遂げることができたことと思います。
皆様、応援本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。
これからも引き続き本学”駅伝チーム”への応援を何卒よろしくお願い申し上げます。
2024年1月4日
青山学院校友会「箱根駅伝を応援する会」 会長 柳田武好
2004年に勤めていた中国電力を突如退職して、4月に青山学院大学・陸上競技部長距離ブロック監督に就任した原晋監督。当時、妻の美穂さんは「夫婦で東京の寮に住み込もう」と言われ、寝耳に水だったと言います。
それから19年が経ち、300名近い卒業生を送り出し、新入生を迎え入れてきた寮母・美穂さんは学生から慕われる「おかあさんのような存在」。時には相談に乗り、時には自分で考えさせる力を身に付けさせて社会に出ても通用する人間を育ててきました。
そんな美穂さんに寮母としての役割や学生達とのかかわりを語っていただきました。
本日はよろしくお願いいたします。先ず1日の決まったスケジュールがあれば聞かせてください。
寮母の毎日のスケジュールは、まず、みんなの朝ごはんですね。寮には大量の食事を作る大きな施設がないので、相模原キャンパスの学食からケータリングでドーンと送ってきていただいています。それが届くのが大体6時から6時30分位の間で、その間に私も食堂に下りてお米とお茶等を用意します。それを確認して朝練習が終わるまでの間に食事の配膳をするというのが1日の最初の仕事ですね。
学生は全員練習していますので練習時間に合わせてという感じです。差し入れも結構いただいたりしていますので、フルーツを切ったりとか、今日はたくさん走っているからボリュームが足らないと思ったら解凍していたお肉を焼いておくこともあります。みんなすごく喜びますね。学生が「いただきます」をしたら、自室に戻って原監督の朝食の用意をします。
お米はどの位炊くのですか。
1食につき3升ではちょっと足りないので、4つの炊飯器をフル稼働しています。昼食は自炊している学生もいるので1升位はなくなっちゃいます。大学に行く学生は学食で食べますが、4年生にもなるとほとんど大学には行かないで寮にいますので、外食したり、自分で作ったり、総菜だけを買ってきてご飯食べたりしていますね。「ご飯はいつでもあるよ」と伝えています。お蔭様でお米も沢山差し入れをいただいているので、美味しい出来立てのご飯だけは常時食べられるようにしています。
買い物はどうしていますか。
夕食までの空いている間に、毎日ではないですがトイレットペーパー、ボディソープ、シャンプー等なくなるのが速くて1週間に1・2回位は買い出しに行きます。届けてもらうものも中にはありますが、かなりの量を購入するので車を運転して行きます。買い過ぎてお店の人には不審者だと思われていますね(笑い)普通に毎日やることはそういうことです。
夕食の準備はどうですか。
夕食の時間はその曜日によって少しずつ変わりますが、下準備をします。夕食は1年生が始まる20分前に集まって一緒に配膳することになっています。私はその配膳がすぐできるようにしておいて、学生たちが「いただきます」をするまで食堂に居て、夜は終わりです。
食べた後の片付けは各自ですか。
片付けは各自食器を水で流して、1年生が翌日のために食器を片付けます。毎日やることはそんなところですが、細かいことを言ったら何かしらでてきます。誰かが病気になったとか、急に水が詰まっただとか、トイレが詰まったと言われると大学に連絡して修理を依頼したりしています。今は電球がLEDになったから良いものの、前は電球が切れたら買いに行っていました。
過去に町田寮がテレビで紹介されていた時に、美穂さんは本当に忙しく動いて、でも笑顔を絶やさない素晴らしい笑顔だなぁ、といつも思っていました。
忙しいと言うよりも、学生とかかわるのが仕事だと思っています。楽しく寮生活を送ってもらうとか何かあったりした時は頼ってもらうとかするのが必要だと思っているので、喋っているだけで結構時間が経ってしまいます。ここで喋って、あそこで喋ったりしている間に、「あっ!夜ご飯の支度しなきゃ・・」という日も結構あったりするんですよ。
学生たちは不安だから美穂さんにちょっとでも関わってもらうと安心するのではないでしょうか。
そうですね。特に1年生は最初の頃はちょっと分からないと
ころがあるので、気を付けて見て「何か困っていることはあ
るかな」と考えながら接するようにしています。
美穂さんは何と呼ばれているんですか。
「奥さん」と呼ばれています。最初は「奥さんっておかしいですよね」、みんなに奥さんと呼ばれたら「誰の奥さんよ?という感じじゃないの」と保護者から言われたことがあるんですよ。
夫が最初監督になった時に、学生が監督と言いづらかったみたいです。学生時代と社会人時代に駅伝選手を経験はしていたものの、サラリーマンから36歳の若さで初めて監督になったこともあって、多分、その時いた学生が「この人、何と呼ぼうかな」ってなったのではないかと思います。いきなり「監督です」って来られて「監督?」「本当に出来るの?」とあったのかもしれないです。それで、最初学生たちは監督のことを「原さん」と呼んでいましたよ。私も原さんじゃないですか。なので「何と呼びましょうか?」と言われたのですが、おそらく「原さんの奥さん」からそのまま「奥さん」になっちゃったのかな(笑い)っていう感じですね。
先ほども出ていたのですが、料理のことを何点か伺いたいと思います。
選手たちの馬力を作るのに、意識的に摂るようにしている食材は何かありますか。
こういう食事をこう摂ったらいいと講義をしてくれる方がいますが、メニューは学食に任せています。一番は白米とか玄米ですね。お米を1食300g以上は摂りなさいと言います。やはり炭水化物。学校の行き来で10㎞、グラウンド・キャンパス内での練習や朝練習でも同じくらいの距離を糖分を使って走りますので、お米の摂取量はすごいです。最近はお米の減りが激しくて。秤に乗せて「俺は300g。あっ!ぴったりだ」と言いながら楽しんでいます。みんな研究熱心で疲労回復にはブロッコリーがよいとか納豆、緑黄色野菜がよいとか、学生自身が意識的に摂っています。
好き嫌いがあると思いますが。
出されたものは全部食べる。それは基本ですね。一応、学食もバランスを考えている食事だと思いますが、ただそれがアスリートのためなのかなと思うとちょっと違う点もあると思いますが。食事は好き嫌い無しに食べないと栄養素が全部摂れないので、食べなさいとは言っていますね。美味しいフルーツが差し入れで沢山送られてきます。朝はフルーツがついてこないので、なるべくフルーツでビタミンCを摂るようにしています。本当に皆さんから差し入れをいただいて支えられていると思っていますので、どうやって喜んで食べられるかを考えながらやっています。
レースの前日の食事は特に配慮していますか。
レースの前日は脂っこいとんかつみたいなものは避けた方が
良いと思いますが、学食にお任せしているので・・。もし、
こちらで作るようになれれば、そういうことを考えられたメ
ニュー作りをしていきたいなと思いますけれど。
学生は嫌いなものも全部いただきますか。
ぶつぶつ言いながらも食べています。でもいやなものは嫌み
たいですよ。鼻つまみながら食べていますけど。卒業生が毎
日トマトを食べるのが苦痛だった」と言っていましたが、そ
れも良い思い出なのではないでしょうか。
嫌いなものも好きになったということがありますもの
ね。
そうですね。この間、九州の方から高菜を送っていただい
て。高菜を炒めたら初めて食べて美味しいと言った東北出身
の学生がいました。全国各地から食材をいただきますので初
めて食べたという学生もいます。
選手たちはプライベートの悩み事等相談してくることはありますか。
相談というよりは、私一緒にいるので、ご飯の時の様子とかもありますし、配膳の時に一緒に話しながら、また学生同士で話をしている時に、何かおもしろそうな話だと一緒に話の中に入っていって話をするという形ですかね。将来のことについて、「こういう仕事をしてみたいんですよね」と言う学生もいますね。
深刻にちょっと話がありますという感じではなくですか。
そうですね。みんなで話すか、もしくは私が結構食堂に一人でいる時にフラッと入ってきて「こういう風に考えているんですよ」とか言うような学生もいます。
美穂さんがうまく心をつかんで学生に対してよくわかって気持ちを掴むから、話し易いし何かあったら相談しようかなといつもみんなにあるのだと思います。特別にではなく。何かあったら相談しようと思うのがとても大事だと思うのですよね。
家に帰ったらお母さんがいて、何となくお母さんと話すという感じですね。相談とかではなくて、気軽に話ができればいいなと思っています。話の中で「あれ、これちょっとおかしいかな?」と思うことは伝えればいいし「もっとやればいいんじゃないの」と言うことがあったら言ってあげればよいと思います。どちらかというと、私から押し付けるのではなく、何かを聞いて、その聞いたことに私の意見を言うような形にしたいと思っています。
美穂さんから言うのではなく学生の方から言わせるようにしますか。
最初は、相手に言わせておいて「あれちょっとこの子の考え違うかな」と思うことはありますが、それはそれで言わせておきます。4年生になってくると段々大人の考え方だったり、陸上部として、また部員としての責任だったり、チームで動くということに対してのことだったり考え方が修正されていったりするので。最初からこうだよ。と言っても意味が分からないので、そこは自分で考えてもらって、考えるための助言みたいなものはしていくようにはしたいと思っています。
下級生と上級生に対しては、私は接し方が少し違うかもしれません。4年生になったばかりの時に、急に奥さん厳しくなって怖かったと言われたことがあって。「4年なったらそんなこと言ったらだめだし、ちゃんとやりなさい」とか多分言ったと思います。卒業した後に「奥さん4年生になった途端に恐くなった」と言われました。4年生にはちょっと厳しめに当たります。
掃除は先輩後輩隔てなく実施しているようですが、お手伝いすることはありますか。
上級生と下級生で2人1部屋の部屋チームになっています。上級生が部屋長で、部屋チーム単位で掃除が決まっています。食堂担当、玄関ロビー担当、浴室担当となっていて平等にまわってきます。
学生が基本やっています。また、1年生だけがやるという仕事はあまりないですね。先輩が基本教えていくという形をとっています。
見てないようだけれどちょっと見て、配慮するというかお手伝いするという感じですか。
「こうなったんですけど、どうしましょうか?」と相談されると一緒にやります。
寮は自分たちの生活の場なので、大掃除は1年に2回位やるシステムになっていて、その時は全員で集まって「一斉のせい」で行います。いつもやらない洗濯機の下とか、そういうところも全部やります。洗濯機が寮に8台ありほとんどフル稼働しています。洗剤をきちんと洗濯槽の中に入れないと周辺がべとべとになったりするんですよね。寮長がいるので、基本私が気になっていても、寮長に言ってもらいます。また寮長は、毎日食事の始まる前に「何かありますか?」って聞いてきます。何もなければ「いいよ」と言いますが、気になっていることがあったりすると「こんな感じだから」と言うと、寮長が自分の言葉でみんなに伝えます。基本、学生に回してもらうような形にしています。
寮長は社会人になって良い経験になりますよね。自分だけではなくて周りを見るという経験をしていますね。
家でも今は大体ひとり部屋ですよね。このようなプライベートがないような所で、高校の寮生活を経験している学生は抵抗なく生活に入れますが、自宅からの学生は寮生活に慣れてないから、公共の場でやっていいことといけないことも徐々に分かってきます。例えば、食事の時間が7時からだったら7時2分とかに来てもすでにみんな待っているわけですよ。「いただきます」が出来なくで「なんで遅れたの」と言われ、そこで時間の大切さが分かってきます。なかなか出来ない経験をしているのかなと思います。
それぞれのメンタルヘルスをどのように支えていますか。学生たちが落ち込んだ時の配慮や言葉かけについて伺いたいです。
そこは実力の世界なので、こういうふうなアットホームな和気あいあいでありながら、勝負の
世界なので、そこはみんなも分かっています。ただ逆にですね。走れる子が「俺は、走っている
から良いだろう」と寮の規則を守らないなど、そのようなことをしたら絶対にいけないと思いま
す。走れる学生がマウント取るみたいな感じになるということはいけないと思います。
ここの寮は、学生寮として楽しい4年間だったなという思い出を作って欲しいです。また、必ず平等に日常生活を送って欲しいですね。後は勝負の世界だから。平等だから4年生は全員走れるよということではなくて、強ければ1年生が走ります。そこは、勝負の世界は勝負の世界として考えています。
生活しながらそういうことではないとだんだんと身についてくるんですね。
とにかく一生懸命やるということが重要って言うのは、監督も私も同じ考え方です。一生懸命にやって結果が出なかった学生に対しては、「何で走れないんだ」とか、「もうちょっと速く走った方がいいんじゃないの」とか、それは仕方ないことなので言いません。たださぼっていて走らない学生に対してはもう少しプッシュしていかないといけないとは思います。
うまく気持ちの切り替えが出来ず走れない学生とさぼっていて走らない学生については分かりますか。
いろいろですけれど。私たちも19年経っていますので、だんだんそういうことが分かってきています。その子の能力というものがあって能力がものすごく高い子は、たとえば二日前に走れば、頑張ってきた子を追い抜いたりするようなことがあるとするじゃないですか。そうすると、負けた子ではなくて勝った子に対してあなたは何でそれ位しか走れないのとは言いますよね。こっちの子よりも走れていても、そういうところは見極めています。
自分の時間が少ないと思いますが、気分転換とか自分時間がありますか。
なるべく作るようにしています。最初の頃はいつが終わりなのだろうと感じていました。これは強制的に作るしかないと思っています。ここにいるとインターホンで呼ばれて対応したり、その他のことをしたりして1日終わってしまうので、この時間は絶対に外出して「私はいません」という時間にすることがストレス発散かなと思います。
最後に青山学院の校友の皆様に箱根駅伝に向けてメッセージをお願いします。
学生は箱根駅伝に向けて毎日努力しています。「皆さんに応援されていることが、選手
にとっても私たちにとっても一番のモチベーションになります」。箱根駅伝の当日、「幟がたくさ
ん立っていました」と走った学生が報告してくれます。それが応援というか、力になって頑張っ
ていると思いますのでこれからも末長く応援していただければと思っています。
(インタビュアー・文 宮木初枝、写真 山﨑清貴)
(撮影/山﨑清貴)
2023年度シーズンスタートにあたり
4月1日より2023年度シーズンがスタートいたしました。
今シーズンの本学は、「第99回箱根駅伝」で連覇を逃した悔しさをバネに危機感と強い決意のもと、チームテーマ〝All For Green~軌跡と躍進~“を掲げチャレンジャーとして、新たな気持ちで最終目標である「第100回箱根駅伝」で“王座奪還”7度目の総合優勝に挑みます。
我々「箱根駅伝を応援する会」も、新1年生13名が加わった志貴主将率いるこの新チームの選手達を“鼓舞”する応援活動を推進して参りますので、校友の皆様も例年以上に新チ
ームへの厚いご支援とご声援をして頂きます様、お願い申し上げます。
青山学院校友会「箱根駅伝を応援する会」
会長 柳田武好
第102回関東インカレが5月11日(木)から5月14日(日)までの4日間、相模原ギオンスタジアムで開催されました。
観戦に訪れた最終日は生憎の荒天のコンディションにも関わらず、スタンドは各大学の陸上ファンが駆けつけて応援を送っていました。(詳細は最新ニュースページをご覧ください)
大分春季強化合宿終え、桜満開の相模原キャンパスで日々練習に励む陸上競技部長距離ブロックチーム。青トレで始まり、トラックラン、キャンパス周回走行する選手たちをクローズアップしました。
この日は城戸妙高市長が相模原キャンパスを訪問、選手たちへ激励の言葉を送りました。
来年開催の箱根駅伝は記念すべき100回大会となります。妙高市のロゴを付けたフレッシュグリーンのユニフォームが躍動することを期待します。(文・写真:山﨑清貴)
※撮影に当たっては陸上競技部および相模原キャンパス庶務課の許可を得ています
~大分市で恒例となった強化合宿を実施~
8年目となる大分春季強化合宿が3月16日から25日まで大分スポーツ公園を拠点に実施されました。参加した選手は4月から新たに加わる新入部員13人を含め38人、連日トラックやロードで練習を積みました。「あいにくの雨が多かったですが、恵まれた環境の中、充実したトレーニングができました」(赤坂主務)。
祭日の21日はレゾナックドーム大分で県内の中高生180人を対象に大分県が企画した陸上教室が開催され、オリジナルのトレーニング法「青トレ」を中高生に指導しました。最後は選手と生徒が一緒にトラックを走り交流を深めました。
最終日の25日には大分空港で校友会大分支部のOB・OGに見送られて大分合宿は無事に終了しました。
今回の合宿で写真を提供いただきました大分県芸術文化スポーツ振興課様、校友会大分支部様に感謝申し上げます。
(文章/山﨑清貴)
3月12日(日)、立川市の陸上自衛隊立川駐屯地、国営昭和記念公園とその外周道路で第26回日本学生ハーフマラソン選手権が開催されました。今年8月に中国・成都で開催されるワールドユニバーシティゲームズ(旧ユニバーシアード)の日本代表選考会を兼ねたレースです。
この大会には全国の国公立・私立大学96校906名がエントリー、個々の記録に挑戦しました。本学からは21名が参加。最高位は佐藤一世選手(3年)の10位でした
3月16日からは新体制で臨む春季全体強化合宿が10日間にわたって大分市で行われます。
(文章・写真/山﨑清貴)
新体制で臨んだ高知合宿が終了しました
(2023年2月13日~20日)
陸上競技部長距離ブロックの選手・コーチら43人が2月13日に高知入りして20日までの8日間の日程で高知合宿を行いました。
高知合宿のきっかけは、2021年に原晋監督が「高知市夏季大学」に登壇したことで、高知県、高知市(高知市岡崎市長は1975年経済学部卒)からオファーがあり、2022年に合宿が実現して今年が2回目となりました。
4年生が引退して新主将の志貴勇斗選手(教育人間科学部3年)のもと、新1年生を含めた新体制で臨む初の合宿。2024年1月2日・3日の記念すべき箱根駅伝100回大会で王座奪還に向けて高知で始動しました。
志貴新主将は到着後、TVで放映されたインタビューで、「新体制となって初めてとなる合宿なので、土台作りからのスタートだと思う。箱根駅伝が100回大会で節目となる大事な試合でもあるので、優勝が狙えるようなチーム作りをキャプテンとして引っ張っていきたい。高知は本当に暖かくて走りやすい気候だと思うのでしっかり練習を積み、最終日、龍馬マラソンでは県民の皆さんに元気な走りを見せられたら」と意気込みを語りました。
2月19日に開催された高知龍馬マラソンには約7,000人が参加、招待選手の駅伝チームからは26人が初のフルマラソンに挑み、土佐路を駆け抜けました。男子の部では上位10人中5選手が入賞を果たしました(陸上競技部ホームページ)。
因みに優勝は陸上競技部長距離ブロックOBの小田俊平選手でした。
なお、3月16日から25日まで、大分市で春季全体強化合宿が行われる予定です。
(写真キャプション)
高知龍馬空港で歓迎を受ける選手たち
第9回高知龍馬マラソン 金栗記念熊日30キロロードレース2023 の結果はこちら
横田俊吾選手が快挙、日本学生記録を更新
-第71回別府大分毎日マラソン-
第71回別府大分毎日マラソンが2月5日(日)に大分で開催され、横田俊吾選手が(4年)が2度目のマラソン挑戦で快挙を成し遂げました。前回大会より一気に5分近く短縮する2時間7分47秒で、2003年の従来学生記録2時間8分12秒を打ち立てた藤原正和・現中央大学駅伝監督の記録を20年ぶりに更新しました。
レースでは日本人2番手となる4位でフィニッシュ。この結果、10月15日のパリ五輪代表選考レースのMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)出場権を獲得しました。
写真は2023年1月2日の箱根駅伝往路3区を走る横田俊吾選手
第99回箱根駅伝の報告会が、青山キャンパス ガウチャー記念礼拝堂前で開催されました。
原監督、各選手から結果報告と応援をいただいた関係者の皆様へお礼の言葉が述べられました。
総合3位、おめでとうございます。
(往路)
2区 近藤幸太郎選手、4区 太田蒼生選手の圧巻の走りもありましたが、惜しくも3位となりました。トップの駒澤大学との差は2分3秒。十分に巻き返しが想定出来るタイム差です。復路での逆転に期待しつつ、全力でリモート応援をしていきたいところです。
(復路)
トップとの2分3秒後のスタート。序盤は苦戦するも、8区の田中選手が前方との距離を縮め、9区の岸本選手が、区間記録へあと一歩と迫る、これぞ青学と呼べる圧巻の走りで3位まで浮上。後続を一気に突き放しました。そして、10区を知り尽くすアンカーの中倉選手が、安定の走りを見せ総合3位でフィニッシュしました。
ハイライト記事 往路復路ハイライト動画 往路ハイライト動画 復路ハイライト動画
決戦終えて、箱根駅伝保護者報告会(2023.1.3)
2日間にわたって開催された第99回箱根駅伝を終えて、青山キャンパスでは夕方から原監督はじめコーチ・選手、選手を支えたマネージャー、応援団、吹奏楽バトントワリング部、そして保護者と学院・大学関係者が参集して、ガウチャー記念礼拝堂で「箱根駅伝保護者報告会」が開催されました。
原監督は「今大会の反省点を監督、選手それぞれの立場で考え、来たる第100回箱根駅伝に向けて、青山学院大学はチャレンジを止めません。常に闘う姿勢を持ち続けるのが原監督、そして本学チームです」と語られました。
箱根路を駆け抜けた選手もそれぞれの想いを語り、卒業する4年生から後輩たちに優勝奪還を託しました。
2024年は箱根駅伝100回目の記念大会を迎えます。「箱根駅伝を応援する会」では、この記念すべき大会に向けて在校生、校友、学院・大学関係者と連携を図りながら強固な応援体制を再構築してまいります。引き続きご理解とご支援をお願いいたします。(文・写真:山﨑清貴)
箱根駅伝報告会 フォトギャラリー
(4区を力走した太田 蒼生選手(2年)は、体調不良の為欠席となりました)
当日変更(往路)
4区 黒田 朝日 選手 ⇒ 太田 蒼生 選手
5区 若林 宏樹 選手 ⇒ 脇田 幸太朗 選手
当日変更(復路)
8区 荒巻 朋熙 選手 ⇒ 田中 悠登 選手
9区 塩出 翔太 選手 ⇒ 岸本 大紀 選手
15年連続27回目の出場、2015年の初優勝から4連覇、優勝6回を誇る箱根駅伝チーム。
12月15日(木)、澄み切った青空の下で、第99回東京箱根間往復大学駅伝競走の壮行会が、青山キャンパスガウチャー記念礼拝堂前において、学生はじめ学院・箱根駅伝関係者が参集して開催されました。
原監督は、「昨年以上の力がついている」と連覇にかける意気込みを熱く語りました。
また、16名のエントリーメンバーのうち出席した10名の選手からは、出雲・全日本駅伝の悔しさをバネに「箱根では絶対に優勝するぞ」と言う強い決意が、キャンパスに集まった参加者にひしひしと伝わってきました。
その後、阪本学長から、今回登録メンバーには入れませんでしたが優勝のためにサポート役に回る、宮坂大器主将にフレッシュグリーンの襷授与が行われました。続いて、校友会「箱根駅伝を応援する会」の柳田会長からは、力強い言葉で選手を激励しました。
ウクライナ侵攻や、コロナも完全には終息していない中ではあります。しかしながら、平和だからこそ箱根駅伝が開催されることに感謝し、優勝のゴールテープを切ってほしいという願いを込めて原監督が命名した、今回の『ピース大作戦』。
選手たちは原監督の想いを噛みしめて、青学スタイルの笑顔で襷を繋ぎ、笑顔でゴールを駆け抜けてくれると願っています。
校友の皆様も一丸となって、「ピースポーズ」で2年連続7度目の総合優勝に向け、選手を後押してエールを送りましょう。
(文・写真 山﨑清貴)
※同様の記事はニュース欄にも掲載しております